家族葬のウィル

葬儀社はどう選ぶ?口コミ・プラン内容・追加費用で確認したい7つのポイント

ご家族が亡くなった直後は、限られた時間の中で葬儀社を探さなければならないことがあります。

以前から知っている地域の葬儀社へ相談する方もいれば、病院や介護施設から紹介された葬儀社へ連絡する方もいます。現在では、Google検索やGoogleマップ、口コミ、AI検索などを使って候補を探すこともできます。

ただし、検索結果の上位に表示されていること、口コミの星が多いこと、ホームページのプラン料金が安く見えることだけでは、その葬儀社がご家族に合っているかまでは分かりません。

葬儀社を選ぶときに大切なのは、どこで見つけたかだけではなく、実際の対応、プランに含まれる内容、追加費用の考え方まで確認し、安心して任せられるかを判断することです。

この記事では、葬儀社を選ぶときに確認したい7つのポイントを、葬儀の現場でご家族からよく伺う不安も踏まえてご説明します。

このページを読むとわかること

  • Google検索やAI検索で葬儀社を探すときの注意点
  • 口コミの星の数だけでは分からない確認ポイント
  • 葬儀プランの料金と含まれる内容の比べ方
  • 安置・湯灌などの追加費用を確認する方法

参考: Google「Google ビジネス プロフィールのスタートガイド」

インターネットで葬儀社を探すと、地域で実際に葬儀を行っている葬儀社だけでなく、全国の提携葬儀社を紹介する窓口や、複数の葬儀社を比較するポータルサイトが表示されることがあります。

紹介サービスや比較サイトを利用すること自体に問題があるわけではありません。ただし、電話を受けた会社と、実際に故人様のお迎え、打ち合わせ、葬儀を担当する会社が異なる場合があります。

相談するときは、次の点を確認しておくと安心です。

  • 実際に故人様のお迎えに来るのは、どの会社ですか
  • 葬儀の打ち合わせや当日の対応も、同じ会社が担当しますか
  • 電話で相談した内容は、実際の担当者へ引き継がれますか

サイトやサービスの名称だけではなく、実際にどの葬儀社が対応するのかまで確認しましょう。

2.口コミは「何を利用した方の評価か」まで読む

Google口コミを確認するときは、星の数や口コミの件数だけで判断しないことが大切です。

葬儀社の口コミには、実際に葬儀を依頼した方だけでなく、事前相談を利用した方、地域イベントや講座に参加した方など、さまざまな内容が含まれていることがあります。

イベントや相談についての口コミからは、スタッフの人柄や会社の雰囲気を知ることができます。一方、実際に葬儀を依頼した場合の対応を確認したいときは、葬儀について書かれた口コミを選んで読む必要があります。

葬儀社選びの参考になりやすい口コミ

  • 深夜や早朝の連絡に、どのように対応したか
  • 病院や施設からの搬送がスムーズだったか
  • 打ち合わせで希望を聞いてもらえたか
  • 費用や見積もりの説明が分かりやすかったか
  • 故人様へのメイクや納棺が丁寧だったか
  • 葬儀当日にスタッフがどのように対応したか
  • 葬儀後も相談できたか

「親切だった」「良かった」という感想だけでなく、自分が不安に感じていることと近い経験が書かれているかを確認しましょう。

また、良い口コミだけでなく、葬儀社が口コミへどのように返信しているかを見ることで、ご家族の声に向き合う姿勢を知る材料にもなります。

参考: Google「サービス ビジネスのクチコミについて」

3.公式ホームページで実際の対応内容を確認する

口コミで気になる葬儀社が見つかったら、公式ホームページも確認します。

見るべきなのは、プラン料金だけではありません。実際の所在地、自社の式場や安置施設の有無、対応地域、面会条件、スタッフの紹介、会社として大切にしている考え方なども確認しましょう。

確認する内容 見るポイント
所在地 実際の事務所や式場があるか
対応地域 故人様のお迎え先と希望する葬儀場所に対応できるか
式場 写真だけでなく、広さや利用条件が分かるか
安置施設 面会できるか、予約や時間制限があるか
担当者 実際に葬儀を担当する人や会社の考え方が分かるか
連絡体制 深夜・早朝を含めて、いつ相談できるか
葬儀プラン 含まれるものと含まれないものが明記されているか

ホームページがきれいかどうかだけでなく、ご家族が知りたい情報が具体的に書かれているかを確認することが大切です。

4.プラン料金ではなく、含まれている内容を比較する

葬儀社によって、同じ「家族葬プラン」という名称でも、料金に含まれている内容は異なります。

お棺や骨壺、故人様のお迎えや火葬場までの搬送費用、花祭壇など、葬儀を行うための基本的な項目だけでなく、それ以外にどのような費用が含まれているかも確認しましょう。

特に差が出やすいのが、次の項目です。

  • 火葬場へ支払う火葬料金
  • 火葬中に使用する待合室や控室の料金
  • 故人様のメイク処置費用
  • 式場使用料
  • 安置費用
  • ドライアイス代
  • 搬送距離や深夜・早朝による追加料金

また、花祭壇についても、プランに含まれる花の量や大きさ、色合いの希望に対応できる範囲などを確認しておくと安心です。ホームページの写真と、実際のプランに含まれる花祭壇が同じ内容とは限らないため、見積もりの際に写真などを見せてもらいましょう。

ホームページに表示されたプラン料金が安く見えても、火葬料金や式場使用料、安置費用などが別途であれば、最終的な費用は大きく変わる可能性があります。

比較するときは、プラン名や最初に表示された金額だけを見るのではなく、同じ人数、日程、葬儀形式で行った場合の総額がいくらになるのかを確認することが大切です。

5.同じ別途費用でも、金額や計算方法を確認する

見積書に「安置費用別途」や「湯灌費用別途」と書かれていても、葬儀社によって実際の金額は異なります。

たとえば、安置料金が1日5,000円の場合と、1日2万円の場合では、葬儀までの日数が延びたときの追加費用に大きな差が出ます。

「安置料金は別途ですか」と聞くだけでなく、次のように具体的に確認しましょう。

  • 安置料金は1日いくらですか
  • プランには何日分が含まれていますか
  • 葬儀まで5日かかった場合、追加はいくらになりますか
  • ドライアイスは1回、または1日あたりいくらですか

火葬場の空き状況や宗教者、ご親族の都合によって、亡くなってから葬儀まで数日空くことがあります。

そのため、最初のプラン料金だけでなく、日数が延びた場合の費用まで聞いておくことが大切です。

6.故人様への処置は、名称だけでなく内容を確認する

故人様への処置についても、葬儀社によって内容や料金が異なります。

「メイク」「納棺」「湯灌」など、同じような名称が使われていても、実際に行う処置が同じとは限りません。

たとえば、清拭や洗髪、お着替え、メイクなどを行う簡易的な湯灌と、専用の浴槽を使ってお身体を洗う入浴湯灌では、必要なスタッフや設備、所要時間、費用が異なります。

簡易的な湯灌を5万円前後から選べる場合もあれば、入浴湯灌が10万円前後からとなる場合もあります。

どちらが優れているということではありません。ご家族が故人様へどのようなことをしてあげたいのか、どのくらいの費用や手をかけたいのかを考えて選ぶことが大切です。

  • プランには、どのようなメイクや処置が含まれていますか
  • 清拭や洗髪、お着替えはお願いできますか
  • 簡易的な湯灌と入浴湯灌は、何が違いますか
  • それぞれの費用はいくらですか

名称だけで判断せず、実際に何を行うのかを説明してもらいましょう。

7.電話対応と見積もりの説明を確認する

ホームページや口コミを確認したら、実際に電話をして相談します。

最初の電話ですべての葬儀内容を決める必要はありません。葬儀形式や参列人数が決まっていなくても、現在の状況、故人様がいらっしゃる場所、希望する安置先などを伝えれば相談できます。

電話では、次のような対応かを確認しましょう。

  • 状況を落ち着いて聞いてくれるか
  • 今すぐ決めることと、後から決められることを分けて説明するか
  • 搬送先や安置方法を具体的に案内するか
  • 費用について質問したときに明確に答えるか
  • 高額なプランや契約を急いで勧めないか
  • 分からないことを質問しやすいか

正式に依頼する前には、できる限り書面の見積書を受け取りましょう。見積書では、現在の金額だけでなく、人数や日数が変わった場合に、どの項目が追加になるかも確認します。

国民生活センターも、葬儀の料金トラブルを防ぐため、見積書を受け取って明細を確認することや、可能であれば親族など複数人で打ち合わせを行うことを案内しています。

参考: 国民生活センター「依然として多い葬儀サービスの料金トラブル」

葬儀社へ相談するときに最低限確認したい5つのこと

突然のことで、複数の葬儀社を細かく比較する余裕がない場合もあります。その場合でも、次の5点だけは確認しておくと安心です。

  1. 実際に搬送や葬儀を担当する会社はどこか
  2. 故人様をどこへ安置し、面会できるのか
  3. プランに何が含まれ、何が別料金なのか
  4. 葬儀までの日数が延びた場合、いくら追加になるのか
  5. 現在想定される総額と、その内訳を書面でもらえるか

すべてを一度に決める必要はありません。分からない項目について「まだ決まっていない」と伝えたときに、どのように説明してくれるかも、葬儀社を判断する材料になります。

まとめ|検索や口コミは入口。最後は説明の分かりやすさを確認する

葬儀社を知るきっかけは、以前から地域で知っていたこと、病院や施設からの紹介、Google検索、口コミ、AI検索などさまざまです。

しかし、検索結果の一番上に表示されたこと、口コミの星が多いこと、最初のプラン料金が安いことだけで、ご家族に合う葬儀社かを判断することはできません。

口コミでは何を利用した方の評価なのかを読み、ホームページでは実際の所在地や対応内容を確認します。

費用については、お棺や骨壺、搬送費用、花祭壇といった基本的な項目だけでなく、火葬料金、メイク処置、式場使用料、安置費用、ドライアイス代などが含まれているかまで比較することが大切です。

最後は、電話や打ち合わせで質問したことへ分かりやすく答えてくれるか、ご家族の希望を聞いたうえで必要な内容を提案してくれるかを確認しましょう。

上部へスクロール